
朝、通勤電車でスマホを開いた瞬間、目に飛び込んできた一枚の写真がありました。真っ青なハワイの空、白い砂浜、そして満面の笑みでピースをする女性。投稿の主は、タレントの岸みゆさん。2026年10月14日22時19分に投稿されたその文章には、こんな一文が添えられていました。「JALホノルルマラソン2026のチャレンジランナーに決定しました!」
正直、最初は「芸能人、いいなあ」で終わるはずだったんです。でも、リプライ欄をスクロールした瞬間、手が止まりました。そこに並んでいたのは、こんな言葉でした。「高倍率の抽選に当たったんですね‼️楽しんできてください」。……え、抽選? しかも高倍率? 走るだけなのに、そんなに狭き門なの?
実は私、ホノルルマラソンに3年連続で”申し込みそびれている”人間です。正確に言えば、抽選に落ちたというより、気づいたら締切が過ぎていた。毎年「今年こそ」と思いながら、11月になって「あ、終わってた」となる。その繰り返し。だからこの投稿を見て、ようやく重い腰を上げることにしました。締切は、すぐそこでした。
「抽選に当たった」の一言で気づいた、入り口の狭さ
まず、今回の投稿の主役である岸みゆさんが何者か、軽く触れておきます。彼女はアイドルグループ「ババババンビ」のメンバーで、写真集も出す人気タレント。そんな彼女が挑むのは、フルマラソンではなく「10Kラン&ウォーク」。つまり約10キロを、走っても歩いてもいいというゆるやかな種目です。
「なんだ、10キロか」と思うかもしれません。私もそう思いました。でも、よく見てください。彼女は「ハワイ初上陸」と書いている。つまり、海外旅行すら初めてに近い人が、いきなり本場の大会に飛び込むわけです。そして肝心なのは、そこに至るまでに「チャレンジランナー」という枠の抽選をくぐり抜けているということ。
芸能人ですら、ただ走りたいだけでは走れない。抽選という名のくじを引いて、ようやくスタートラインに立てる。この事実に、私は妙に納得してしまいました。だって、それだけホノルルマラソンが”特別”だということだから。いいねが3700を超え、リポストが160を超え、3万6000回も表示されているのも、この「特別さ」にみんなが反応している証拠ですよね。
なぜホノルルマラソンは、ここまで人気なのか

理由はシンプルです。この大会、ほぼ「誰でも完走できる」ように設計されているんです。一般的な都市マラソンには、厳しい関門や制限時間があります。○分以内に通過しなければ強制収容、なんて当たり前。ところがJALホノルルマラソンには、公式の制限時間がありません。歩いても、休んでも、とにかく前へ進み続ければ、ゴールが待っている。
これはランナーにとって革命的です。フルマラソンを「競技」ではなく「体験」に変えてくれる。家族で、友人と、あるいは一人で、ハワイの風を浴びながら42.195キロを踏破する。だからこそ、走る自信がない人まで「一度は出てみたい」と願う。結果として、世界中から人が集まり、抽選は激戦になる。人気と優しさが、裏表でつながっているわけです。
しかも厄介なことに、エントリー料金は時期によってグングン値上がりします。ここが初心者にとって最大の罠。詳しくは次の比較表で見ていきましょう。
【ガチ比較】フル・10K・メリーマイル、結局どれを選ぶのが正解?
JALホノルルマラソン公式のエントリー案内の情報をもとに、2026年大会の主要3種目を本音で並べてみました。料金は「1期エントリー」の価格です。
| 種目 | 距離 | 参加費(1期) | 難易度・実感 | やってみた本音・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| フルマラソン | 42.195km | 41,000円 | ★★★★★ | 制限時間なしが救い。ただし完走には半年単位の脚づくりが必要。「旅行」と「挑戦」を両取りしたい人向け |
| 10K ラン&ウォーク | 約10km | 17,000円 | ★★★ | 岸みゆさんも選んだ”初ハワイの正解”。歩き主体でもOKで、景色を楽しむ余裕がある |
| カラカウア メリーマイル | 約1.6km | 9,500円 | ★★ | 前日開催の”おまけ”種目。家族連れや子供とワイワイ歩くのに最適 |
| アーリーエントリー(フル) | 42.195km | 29,800円 | — | 4月に申し込むだけで約1万1000円も安い。時期で最大1.6倍以上変わる料金差は無視できない |
この表で一番刺さる数字は、フルマラソンの「41,000円」と、アーリーの「29,800円」の差です。同じ42.195キロを走るのに、申し込むタイミングだけで11,200円も変わってしまう。コンビニのおにぎり10個分以上です。しかも2期になれば49,000円まで跳ね上がる。つまり、迷っている時間そのものが、実はお金に換算されて消えていく。これ、冷静に考えるとけっこう怖い話ですよね。
そして種目の選び方。初めてのハワイなら、私は断然10Kラン&ウォークを推します。17,000円で、ハワイの空気を全身で浴びながら、無理なくゴールできる。岸みゆさんが「景色や空気を楽しみながら笑顔でゴールしたい」と書いたのは、まさにこの種目の本質を突いています。フルは「達成」、10Kは「体験」。初回は体験から入るのが、後悔しない選び方です。
実際にエントリーして痛感した、泥臭い落とし穴

ここからは、私が実際に申し込みの手続きを進めてみて「うわ、これは知らなかった」と唸ったポイントを、正直に書きます。きれいごとは抜きでいきます。
第一に、締切が思ったより早い。2026年大会の1期エントリーは10月19日で締め切られ、2期は10月23日から11月18日まで。つまり、SNSで「行きたいな」と思ったタイミングによっては、もう1期が終わっていることもある。私がまさにそれで、岸みゆさんの投稿を見た10月14日は、1期の締切わずか5日前でした。「気づいたら終わってた」を3年繰り返した原因が、ここにあったわけです。スマホの通知に追われる毎日の中で、僕らはこうしてチャンスを静かに逃し続けているんですよね。
第二に、料金が「見た瞬間の値段」ではないこと。エントリー画面を開いて表示される金額は、その時の期によって変動します。4月のアーリーで動けば29,800円、夏を過ぎれば41,000円、11月に滑り込めば49,000円。同じレース、同じ距離で、最大約1.6倍。これはもう、料金というより「先延ばし税」です。締切を先延ばしにするほど、財布から静かに現金が抜けていく仕組み。
第三に、JALのマイルでエントリーできる枠や、現地での受付枠など、入口が複数あること。抽選のチャレンジランナー枠に外れても、諦める必要はありません。むしろ「どの入口から入るか」を早めに調べた人が有利。情報戦なんです、地味に。このあたりは大会公式サイトのエントリー案内に全部載っているので、まず一度自分の目で見てほしいです。
ぶっちゃけ読者が気になる疑問(FAQ)
Q1. 抽選に落ちたら、もう走れないの?
A. そんなことはありません。チャレンジランナー枠は確かに高倍率ですが、通常のオンラインエントリーや、JALのマイルを使ったエントリーなど、複数の入口が用意されています。大事なのは「一つの抽選に人生を賭けない」こと。入口を複数知っている人が、結局ハワイの風を浴びられます。
Q2. 10Kでも、ハワイに来た甲斐はありますか?
A. あります、むしろ初めてなら10Kが正解です。フルは完走後にヘトヘトで、ビーチでのんびりする体力が残らないことも。10Kなら午前中で終わり、午後はワイキキを満喫できる。岸みゆさんが選んだのも、この”欲張りだけど賢い”ルートです。
Q3. 申し込みは、いつまでに動けばいい?
A. 2026年大会は、1期が10月19日まで、2期が11月18日まで。ただし後になるほど参加費が上がります。迷っている時間は、お金と体力の両方を削っていく。だから「いつか」ではなく「今週」動くのが、いちばん安上がりです。
まとめ:明日からできる、いちばん小さな一歩
岸みゆさんの「ハワイ初上陸で、笑顔でゴールしたい」という言葉。これ、ものすごく正直で、ものすごく人間らしいと思いませんか。記録でも順位でもなく、「笑顔でゴール」。走ることの原点って、たぶんここなんです。速く走れる人がえらいんじゃなくて、笑ってゴールできる人がいちばん強い。
私がこの3年で学んだのは、ハワイで走るために必要なのは、まず”勇気”ではなく”締切の確認”だということでした。ロマンチックじゃなくてすみません。でも事実、動けなかったのは気持ちの問題じゃなく、情報の問題だったんです。知らなかったから、逃していた。ただそれだけ。
だから明日、あなたがやることは一つだけ。公式サイトのエントリーページを開いて、今が何期で、いくらで、いつ締め切られるのかを、自分の目で確かめる。それだけで、来年の12月のあなたは、ハワイの風の中にいるかもしれません。抽選というくじを引く権利は、まず「申し込む」という小さな行動から始まります。
私も今年こそ、笑顔でゴールしたい。その一歩目を、今踏み出します。あなたも、どうですか。


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